22:東京旅行ログ-DAY2-1

廻浦の人生における最推し記録
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博物館に行ったログを1投稿に収めるのは無理だった





1:2日目のはじめに
みなさんこんにちは。これは2泊3日の東京旅行のうちの2日目です。2日目のはじめにってそうそう書くこともないですが、まあ概要をざっと……。
この日は上野に行ってまいりました。超楽しかったです。というか東京に行くにあたって本来はここに行きたかったので、大満足です。本気で回ろうと思ったら1週間でも足りない。自分は博物館に永遠と籠っていられるタイプの人間なので。美術館でも然り。
本当に時間足りなさすぎて将来東京に住めるようになったら特に科博の年パス買って上野の近くに住みてぇ!!!と思いました。科博や科博と直接関係している施設って決められた大学とは連携しているようで、例えば科博だと常設展なら無料で入れるそうです。もしかしたら進学先決まったかもしれない(決まってないよ〜)

ということで続きをどうぞ。



2:モーニング
実は旅行に行く前にある程度の下調べをしていた自分は「上島珈琲店」という上野の施設(大雑把くくり)のすぐそば…というかむしろその一部の施設を知っていました。1日目の夜に説明したところ、まあいいじゃん、という回答をいただき朝にモーニングとしてここに行けました。やったぜ。まあ朝に特に何もなかったからなんですけれどね……先約あったらどうするつもりだったんだよ自分。

とりあえず駐車場になんやかんやありつつも到着、ついたところで何食べようね〜になりました。自分はとりあえず一番大きく書かれてた美味そうなモーニングに。というかちゃんとしたお店(しかも上島珈琲店ってチェーン店)なら大体美味しいよ。
ここで問題は自分が飲めそうなのがオレンジジュースしかなかったこと。若干困りましたが嫌いなわけではないのでそれにしました。メロンソーダがあったらよかったのにな……。+何十円かでクリームソーダにできたら問答無用でクリームソーダにしていたと思います。ちゃんとした喫茶店のクリームソーダって信じられないほどに美味しいので(ちゃんとした喫茶店のクリームソーダを買い被りすぎ)
まあ上島「珈琲店」なので妥当と言えば妥当なのですが……
2階席で食べつつ、お隣の親子が子供が漢字ドリルしていたので懐かしさに頬が緩みました。漢字ドリル、懐かしい〜〜〜。しかもお隣のお子さんが持っていた漢字ドリル、学校で配られる自分も使っていたタイプなのでなおさら頬が緩みまくりました。全人類その漢字ドリル通るんじゃありません?(流石に過言すぎだよ)

ところでモーニング、ドリンクばかり話していましたがスクランブルエッグがトロトロふわふわで口当たりが良くて、本当にびっくりしました。あれはプロ。自分はそこまで料理をするタイプじゃないんですけれど(なので自分の知っている料理のできるキャラ、料理してくれ。紫苑とか…)あんなにトロトロふわふわスクランブルエッグを彼氏彼女から出されたらその瞬間に惚れ直しますよね。一生ご飯を作ってくれ。たまには変わるけど君のご飯に惚れたんだ状態になってしまう。家政婦じゃないぞ?
あのスクランブルエッグ、ただの卵で作るには流石に無理があるトロトロさがあったので、あんかけスパゲッティみたいなあん使ってるんじゃないですか? そもそもあんかけスパゲッティ食べたこと自体ほとんどないんですけれど。秘密兵器があるなら教えてほしいです。
物々交換ができてしまう田舎在住者なのですが、その物々交換の一種に「売り物になれなかった卵」(年越せなかったそば?)があり、消費に追われている民族なのですが(贅沢な話)スクランブルエッグも好物なのでトロトロふわふわスクランブルエッグの作り方を教えて〜〜〜!!! ちなみにフレンチトーストも好きです。

そして上島珈琲店から出た先には昔の駅の残骸(遺跡?)が…! 雰囲気を感じられて良かったですね。別に電車オタクでもなんでもないのですが、こういう遺跡があると嬉しいです。そして音楽堂の前で同行者と散り散りになりました。結局ここから集合時間まであっていないのでお前さ…という気持ちです。音楽堂は中に入る勇気はなく外見の写真だけ撮って終わりました。でも雰囲気があって良かったです。
上野公園の野口英世の石像はたまたま工事中で撮れませんでした…無念……




3:特別展・和食
自分が行きたかったのは科博ですよ! 国立科学博物館!!!
少々前に科博がクラウドファンディングを行っていたことはご存知でしょうか? それで自分は科博に強い興味を抱いたのですが、それで1回行ってみたくなったんですよね。ていうかそもそも科博がクラウドファンディングしないといけない事態って何事…???

とりあえず科博に行ってまいりました。めちゃくちゃ楽しかったですいえい。蒸気機関車(SL?)もありましたし、なんかそれっぽい写真も撮れたので万々歳です。
自分は朝早い(開館時間くらい?)時間に最初に企画展に行ったのですが、最初はスムーズに入れたのに見終わって常設展に行く時にははちゃめちゃに並んでいて人気さを垣間みましたね。そもそも中もまあまあ混んでいてびっくりです。混んでいるの嫌ぁ……😭 でも科博ってそれくらい人気があったんですねぇ…。やはりコロナ禍は科博でも苦しかったんでしょうか。
企画展はだいぶ前に終わったのでこれでだいぶ絞られましたね、行った時期が。まあそんなことは置いておいて(いいのか?)、もう少し内部の話を……。

常設展を中心に見たかった気持ちもあったのですが、特別展などは今しか見れないのでこっち優先にしました。お金払う時も特別展見に行ったらその後常設展は無料で入れるので。今思えば本当に朝イチで特別展見に行っておいて良かった〜〜〜😭
動画で説明する展示や、日本古来の野菜や魚、キノコ、発酵食品など、部分部分は知っていることも若干はあったのですが、こうやってまとめてみると知らないことや知らない繋がりが見えてきて楽しかったです。やはり国立の博物館でとにかくスペースが広い、ということでボリューム満点でした。田舎の近所の博物館とは違う……やっぱりデカい…



自分はこういう展示に行ってすぐに何でもかんでも覚えられるタイプではないのが非常に悔やまれるのですが、ちゃんと覚えておけば良かったなぁ…と思います。でもマツタケは日本では美味しいと有名ですが、外国だと意外とそういうわけじゃないのがビックリでした。タコもそうですね。まあ正直自分もタコが生活圏内で食べ物と思われていなかったら、同じ人類が食べていることにビックリしていたと思います。イカもそうですね。でもイカを細く切った刺身は好きです。いかそうめんうまい…

水の軟水・硬水という概念自体はこれまで知ってはいたのですが、実際に何を持って軟水・硬水と言っていたかは実は知らなかったので、良い知見を得たと思います。あと、これまで全く気にせずにペットボトルの水を飲んでいたのですが、意外と軟水・硬水が分かれていたんですね。ちなみにもったいぶっているようで悪いですが、軟水・硬水の違いはマグネシウム・カルシウムをどんだけ含んでいるかどうか、ということらしいです。軟水の方が少なく、硬水の方が多いです。ここはイメージ通りだったのですんなりと覚えていましたね。また、水の展示の流れで関東ロームが出てきて、そういうのも影響しているんだな〜と思いました。水の話は自分の新たな推しの話に繋がるのである程度は覚えておきたいのですが、閑話休題。

ワカメなど海藻大好き人間、地域ごとに植生が違うのか、全然違う海藻があったりめちゃくちゃ長い海藻(見上げて後ろ振り返って…までした)があったりしてめちゃくちゃニコニコしていました😄
味噌汁は「ワカメ」って書かれたパックを開けた上に追加で味噌汁の具をぶち込む人間なので。同居人もみんなそんなタイプなので家にはクソデカ乾燥味噌汁の具があります。今もうだいぶないんですよね。
とにかく、海藻がメジャーなものから地方ごとに生えていてなかなかお目見えしないものまで、意外と色々あってびっくりでした。海藻についての知識はそこまである方じゃなかったので、また増やしていきたいですね。
キノコも海外のものを持ってきて比べたり、毒があるで有名な「ベニテングダケ」があったりだとか、本当に展示豊かでした。流石にガラス越しでしたが。流石にね…
自分は割と「日本全国で種類が豊かなもの」に惹かれやすい傾向にあると思っていて、それゆえに割とこの二つはマイナーでしたがちょっと興味をそそられ幾年…になりかねない。キノコはかなり奥深いと思っているので、本当に手を出したら終わりです。人骨に留めておきなさい(後述)

魚コーナーは魚の標本(?)があり、あつ森でよく見た因縁のスズキもありました。でも自分の中のあつ森でイメージがデカいのはチョウザメですね…。分かりやすい河口で魚影も大きく河口という限定的な場所ではかなり特徴的、結構シーズン長めに釣れるのに売ると10000ベル。なんなら潜って金稼ぎより普通に稼げてしまうビックリなお魚。自分はチョウザメを釣った時に出てくるセリフでチョウザメの卵がキャビアだと潔く知ることができました。意外とこういうことを知らないので…世界は広いですよね。
めちゃくちゃデカいマンボウがいたり、寿司で食べている部分は意外とここなんだよ〜ってのもありました。ちっさいお魚もいましたね。マグロコーナーもあり、種類ごとに大きさが全然違ってびっくりしました。大きいのは本当に大きくて……
残念ながらクジラはお目見えできなかったのですが(昔は一部地域で食べられていても、今はなかなか食べる機会なんてないですからね)、いつかまた科博に行く機会があれば標本を見たいですね。もう少し常設展も回りたかった。

大根展示も「カブみたいな見た目なのに大根なんか…」ってのもあって面白かったです🫶
正直カブと大根なんて人間側の采配でしかないですからね。そもそも野菜自体が栽培しやすいように人間の手で変えられたものだとは思うのですが、栽培する人が少なくなっていって絶滅危惧種の大根もあるらしくて……
教科書のコラムを暇な時間に読むタイプの生徒なこともあり、地域ごとに珍しい野菜が育てられていることは知っていたのですが、日本国内だけでも様々なタイプの大根が育てられていたとは驚きです。
コメもかなり遺伝子の組み合わせという面では狭いものの、意外と色々な種類が育てられていますね。ただやっぱりコシヒカリの作付面積デカすぎだろ、というのはありますが。

大豆が色んなことに使われているのはみなさま知っていると思うのですが、それでもやっぱり多すぎだろ…とは思いましたね。きな粉餅大好き人間が言うのもアレだと思うのですが。
発酵食品も味噌や醤油とか大体大豆でした。大豆好きすぎでしょ。でも大豆の食料自給率は低いので驚きですよね。米と同じくらい大事じゃん大豆。
味噌汁を片手間に飲んでしまう(過言)人である自分にとっては味噌って意外とないと死活問題寄りだったりするのですが、白味噌とか赤味噌とかあんまり違いわかっていませんでした。でも味噌のそういう違いって作り方や材料に違いがあったんですね。でも味噌の中に醤油(発酵食品)入れたのは流石に驚きました。発酵食品好きすぎだろ…………(ドン引き)
でもやっぱり日本人のDNAは争えないのか、味噌や醤油はみんな大好きですよね。自分も大好き。鰹節なども意外と手間暇かけていらっしゃるものですから…。ちなみにですが缶詰の主な生産地は静岡らしいです。あんまり使わない情報。



この後の方に日本の食について、もう少し全体像のがあったのですが、この最初の方に縄文弥生時代辺りの食が出てきて超嬉しかったので共有させてください💌
自分は時代の中では特に縄文弥生時代が好きなんですよね。当時は魏志倭人伝等外国以外にしか文書がなかったわけですし、古文書が読めなくて置いてけぼりにされてしまう感覚がほとんどないというか、実際のものが特に残っていることが多くて大好きなんですよね。ちなみにその次に好きなのは明治以降です。実際にものが残っているので(理由が同じ) 庶民の生活が垣間見えるのが一番好きですね〜〜〜
なので、本当にこの最初の方のコーナーでテンションぶち上がりました☝️☝️☝️
歴史人物の中ではとても謎が深い女性、と言うことで卑弥呼が好きなのですが、卑弥呼が食べていたかもしれない食事の再現食品レプリカもあり、大歓喜でした。やはり昔なので今よりは確実に貧相であることは否めないのですが、食材がたっぷりあってやっぱり豪族だなぁ…と思いました。こうやって考えると現代日本ってやっぱり恵まれているのかもしれないですね…
でも貝塚から出てきたもので食べ物を予想したり、なかなか残りにくい布製品などの展示もあって科博の底力を見たかもしれません。当時はドングリを食べていたのですから。リスみたいですね(もちろん食べやすいように加工していましたが)少し食べてみたいかもしれません……

この辺りで「人神共食」という激エモ概念見つけてしまったのでお裾分けさせてください🤲
仏教よりは神道派(大体四ツ目神のせい)なのですが、伊勢神宮のお話が出てきたり、神に祀ったものを人間が食べることで無病息災を祈る…など出てきて、知らない知識なのに本当にエモい(という一言で片付けていいのかは分かりませんが)概念でびっくりしました。
確かにお供物ってどうするんだろうな〜とぼんやり思っていた節がありましたが、人神共食という概念を1回経由することでお供物を神聖なものとして、大切な行事として食べることができるのかな…とも思いました。
確かに地元の神社に奉納する御神酒も後で配られていた気がしますね…🤔
食事って一番身近なものだからこそ、一番宗教と結びつけやすい部分だとも思うので本当にこの概念を見つけられて、そして展示されていてよかったなぁ…と思います。もしかしたらこの特別展の展示で一番好きなところここかもしれない。あまりにも自分好みの好きすぎる概念のせいで……

あとはいつかの学年の国語で見かけた精進料理だったり、平安時代の貴族が食べていた料理だったりの再現がありました。平安時代の貴族の料理は味付けがされていなかったとはいえ、なかなかのボリュームでしたね。全国民の何%もあんな料理を食べていた人はいなかったと思うのですが、それでも税として徴収した分を食べていたと思うとなかなかの量を……
また江戸時代には相撲の番付風が流行っていて料理が番付にされていたり、平和な世の中だからこそ料理本が流行っていたりと意外と面白かったです。江戸時代の食といえば!の屋台もありましたよ。今よりも一貫が大きかった寿司屋とか。たまに駅弁フェアで見る蟹寿司とか本当に好きです。
明治時代以降に入ってきた洋風の食事もありました。当時の天皇家が食べていた食事の食品サンプル展示があったり、当時の料理本からの食品サンプルで再現もありましたね。まだ西洋料理が入ってきたばかりとはいえ現代とあまり遜色なくてびっくりです。でもやはりずっと食事のことを見てると腹が減ってきますよね。



最後の方にサザエさんの漫画と食を見る、という企画もあり、サザエさんはアニメでしか知らない世代ゆえにこういうのを見ると驚きますね。サザエさんって元々は新聞の4コマ漫画なので、時事ネタが多いのもびっくり。それに当時は今以上に生活と新聞とのつながりが大きかったでしょうから、食のネタも多いんだろうな〜と思いました。
今以上に生活と新聞の結びつきが強かったが故なのか、新しい機械の導入があったのは驚きです。自分たちが知っているサザエさんって何十年も昭和の古臭い家具ですからね。ギリギリ令和の世の中になってもまあ…ギリギリ…というレベルですが。流石に黒電話はもうダメだと思いますが。
黒電話といえば…と脱線をするのですが、日常の片隅で役目を果たした黒電話がひっそりと置かれていたのを見たことがあり、それを見て「黒電話だ!!!」とはしゃぎまくったのを覚えています。黒電話を展示以外の機会で見ることなんて現代ではほとんどありませんからね。テンションぶち上がっていました。本当に「役目を終えて置かれていた」感じがしたので、異常にテンションが上がっていたことを思い出します。脱線終了。

サザエさんの後には地域ごとに特色あるお雑煮の展示もありました。自分は正月じゃなくても餅をぐでんぐでんに柔らかくして食べるのが好きなのでお雑煮を貪り食うタイプの人間なのですが、他の地域を見るとお雑煮に入れる具材が全然違うな〜とやっぱり思いました。食品サンプルもあったので、それで見るとまた迫力が違う。
自分は具材は最悪なくてもいいし、餅の形もそこまで気にしない…というか餅をぐでんぐでんにしてしまうと形も分からないとかいう輩なのですが…。お雑煮って結構地域バレしやすいので黙っておきます。ただ、自分は全然具材がなくても食べられるタイプです。所詮お雑煮ってもちもちの餅を食べるための食べ物なので。
これを書いているのが春休みということもあり、久しぶりにお雑煮…というかぐでんぐでんの餅を食べたくなってきた所存です。焼き餅は外がカリッと硬いのでまた別ですから。焼き餅とお雑煮は違う食べ物です!!!(お雑煮ガチ勢)

またクックパッドとも協力していたようで、最後の方には各都道府県ごとに検索された料理がTOP5ほど載っていました。在住都道府県の1位は自分も作ったことがあったので「やっぱりみんな作るよねぇ…☺️」という気持ちでした。みんな大好きだと思います。
その後にお土産コーナーがあったのですが、シールを1枚だけ買いました。特別展オリジナルの。本当は特別展オリジナルのファイルがとんでもなく発想が光っていて欲しかったな…買っておけば良かったな…😢の気持ちです。昆布や鰹節の写真の上に白文字で構成している物質の化学式が書かれていて、あまりにも発想が光っていました。あんな発想をできる人になりたいし、考えついた人は純粋にすごいなぁ…と思います。買っておけば良かったなぁ…(家にファイル何個あるの?と言われたらそこまでの話ですが)



そもそもが博物館大好き人間故に話したいことが山々なのですが、あまりにも話しすぎると展示のネタバレになりかねないですし、細かいことまで覚えているわけではないので少々抑えめに書いたつもりでした。文字数もここは10000文字しかないのであまり話せないですね。10000文字しかないっていう人もかなり希少だと思いますしそもそも自分以外で見たことないですけど。というかもうDAY-2は2投稿分出しちゃって良いんじゃないかな……(書き途中の戯言)
その上、順路表は手元にあるのですが、思いついたものから適当に話しているため、色々とグッシャグシャなのはお目溢しいただきたいところです。大雑把な移動順路は覚えているつもりで書いているので……
でもやっぱり国立でスペースが大きいところの特別展だったので、ボリューミーでとても見応えありました。実のところ、混んでいたのもありほとんど朝イチで入ったのに特別展を出たのが12時すぎ。散々食の話をされたのでお腹も空きました。まあこの後の話はまたあとで。とにかく、こりゃあ混むよなぁ…と納得するほどの作りでした。何も知らなかったのに朝イチで入れたのは奇跡としか形容しようがない。本当に最高でした。



3:小話
科博に行った後、たまたま目について読んだ本がかなり良かったのと科博に関連するお話なのでここでチラリと……

「海獣学者、クジラを解剖する。」著者:田島木綿子さん
科博に勤めていらっしゃる田島さんがクジラなど海獣の「ストランディング」(クジラなどが浜に打ち上がること)などを通して海獣を見ている本です。どうやら福井の高校入試にも出たらしいですよ。もし高校受験を控えていられる方がいれば、見ておくのも損はないかもしれません。
受験に関わっても関わらなくても、この本はめちゃくちゃ良いこと書かれていて…!知らないことが書かれている、というのもそうなんですけれど、最近クジラのことについて興味を持っている自分からすれば、宝の山のようでした。

自分は「鯨骨生物群集」という生物群集にYouTubeで興味を持って、色々とクジラについての本を読み漁っていた時期ということもあり、この本を読みました。この中には今絶賛映画化中の「52ヘルツのクジラたち」もあったのですが、52ヘルツというあまりにも高い周波数で鳴くが故に周りに聞こえていない、まるでそのような登場人物たちが集うお話で、感動したのを強く覚えています。そういうことは閑話休題。

今回紹介したい本に戻ると、海獣って思ったよりも色々あるんだなぁ、とか、最近あったシャチが流氷に閉じ込められる事件、意外って言ってはなんなんですけれど、というかまあそりゃああるはずなんですけれど、以前にもあったんだなぁ、と新たな知見を得られました。こういうのが楽しいですよね、読書って。
ストランディングした亡くなってしまった赤ちゃんにもマイクロプラスチックがあるのは軽く恐怖でしたが、その分気をつけなければ行けないですよね。生態系の上位種ってマイクロプラスチックや有害物質が凝縮しやすいらしいので(よく考えてみればそうですよね)そういう有害物質が母乳で弱い赤ちゃんに流れてしまったり、と地球って結構危ないんだなぁ…と思いました。
まあ自分は良い人間ではないので、所詮は他人事なのはそうなのですが、割と分厚い本なのに知らない知識がたくさん詰め込まれていて、とても良かったです。
「鯨骨生物群集」に興味を持っているのは未だに変わらないのですが、異常な人骨マニア具合(と言っても良いのか…?)から割と推測できるように人体や生物の体の構造も割と興味がある部類なので、それも含めてとても良かったですね。
ただ写真の一部に海獣の臓器の写真がそのまんまカラーであるので要注意ではありますが。
とにかくおすすめですので、ぜひ読んでみてください。知見が増えるという意味でもかなり面白かったです。

そういえば今の企画展が哺乳類に関する展示だったので、もしかしたら剥製標本などがあるかもしれません。標本の作り方もこの本に載っているので、気になる方はぜひ。



4:幕間
あまりにも長く話しすぎていて10000文字超えてしまいそう(現在約9500文字)なのでそろそろ1回お暇させていただきます。
また明日にも2日目の続きを出せたらいいなと思います。2投稿分で終わるように祈っていてください。多分無理かもしれない。こんなタイプの人間なので。
ではまた、次の投稿で。



2024/4/3

廻浦


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