現実逃避しに来ました。&夢小説【おそ松】

おそ松さん おそ松 Twitter
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最高ランク : 4 , 更新: 2016/05/24 0:12:04

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ただいまテスト中です! 明日で5日目!! 最終日!!


ただいまちょっと息抜き中……。



そう言えば、テスト中にTwitter始めました。どうしてもえぐぅの誕生日に始めたくて……。えぐぅ、誕生日おめでとう!!(今更)


基本どうでも良いことばかり呟いてます。時々ウチマネとかの裏話もしていたり。



さて、話は変わりまして今日は六つ子の誕生日ですね。ということで(っていう訳でもないんですけど)、初のおそ松さん夢小説を投下しちゃいます。Twitterでちょっと書いたヤツ。


メインはおそ松兄さん。教師パロ(夢主は生徒)です。




*




『今日も貴方が大好きです。』




廊下に出ると、角を曲がろうとしていた背中を見付ける。確かさっきの時間は、隣のクラスで授業をしていたはずだ。


教室から駆け出して、角を曲がり切った所で慌ててその背中を呼び止める。



「おそ松先生!」



私がそう呼ぶと、おそ松先生はいつも少しだけ困ったような顔をする。


それから、「松野センセーって呼びなさい」と滅多に使わない敬語で注意して、出席簿で軽く私の頭を叩く。決して痛くはない。



「ヤだ。それじゃあ、みんなと同じだもの」


私の我が儘に、おそ松先生は呆れ顔。


何言ってんだお前。言葉にしなくても、その表情から言いたいことが伝わってくる。


だけど、その程度の嫌悪感を示されたくらいじゃ私は挫けない。



「先生の特別が良いの」


「センセーは生徒みんな平等に扱わなきゃいけないから、お前のことだけ特別扱いは出来ないよ」


尤もなこと言ってるようだけど、先生、男子と女子じゃ授業中の扱い全然違うじゃない。いつも男子ばっかり当てるクセに。



むぅ、と不機嫌に膨れている私に、おそ松先生はもう何度聞かされたかも分からない言葉を投げ掛ける。


「俺センセー、お前せーと」


「関係ない」


「関係なくないんですぅ~」


私には関係ないよ、そんなこと。立場なんて気にしない。気にしてる余裕ない。



恋をするのに条件なんて要るのかな。



なんで教師と生徒は駄目なんだろう。


大人と子供は駄目なんだろう。


立場が違ったって、年が離れていたって、



おそ松先生が好きだというこの想いは変わらないのに。



「本当は先生、私のこと好きなんじゃないの?」


「またお前は自意識過剰な考え方を……」


実際にそんなことを思ってる訳じゃない。さすがの私も、そこまで自惚れてはいない。



ただ、おそ松先生に言って欲しかった。


お前のことは好きになれないよ、って。



「だっておそ松先生、一度も私に『お前は恋愛対象として見れない』って言ってないんだもの」


その一言で良い。



「言ってくれたら私、おそ松先生のことちゃんと諦められるのに……っ!」


じわりじわりと視界が滲んでいく。嫌だ、なんか今日の私、ちょっと感情的過ぎるかもしれない。



一言、言葉にしてくれるだけで良かった。そしたら踏ん切りがつくかもしれないのに。


なのにおそ松先生はいつも、『教師と生徒だから』としか言わないから。




「お前、たった一言で俺のこと嫌いになんのかよ」




予想外の台詞に――今まで聞いたこともない、僅かに怒気を孕んだ声に、驚いて俯き掛けていた顔を上げた。


おそ松先生は真っ直ぐに私を見ていて、すぐに視線が交わる。



え、待って、ちょっと待ってよ先生。さっきの、いったいどういう意味? なんで怒ってるの?


ちゃんと説明してよ。じゃないと私、自分に良いように解釈しちゃうから。



「おそ松先生」


どきりどきりと心臓が音を立てる。今まで聞いたことがないくらいに大きな音。下手したら、おそ松先生にも届いてしまいそうだ。



「何?」


「私、やっぱり先生が好きだよ」



――おそ松先生は蝶々みたいな人。



「……卒業しから出直してきな」



ひらひらと自由気ままに空を飛んで、上手く捕まえさせてくれない。



「それって、私が卒業したら私と付き合っても良いってこと……?」



だけど時々、思わせぶりに鱗粉を落としていく。


俺はちゃんとお前の傍に居るよ、と教えるみたいに。



「さあどうでしょう」


ニヤリと笑って、おそ松先生は私に背を向ける。


いつもは遠ざかっていくその背中が悲しいはずなのに、今日はそう感じない。



「なんで俺みたいなクズ、好きになっちゃったのかねぇ」


おそ松先生の呟きが聞こえたから、


「先生みたいなクズだから好きになったの!」


と廊下中に聞こえちゃうくらいの大声で叫んだ。



先生は振り返らなかったけど、楽しげな笑い声が耳に届いた。




……ああ、やっぱり今日も、好きだなあ。




*

凜逢


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エメ様≫
コメントありがとうございます!!
ご指摘の通り、私のアイコンはプリストの小日向先輩です!
公式サイト様からフリーアイコンをお借りしております。


凜逢
2016/05/24 5:30:59 違反報告 リンク


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生きてるよ!【追記あり】
2018/04/17 5:35:44 凜逢 2

* 占ツクを引退して以来こちらにもほとんど顔を出せていなかったのですが、...


宣伝。
2016/10/31 10:25:28 凜逢 1

* お久し振りです! いやもうホント、何ヶ月振りだろう……。 最近す...


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